可愛いものと雑記のブログ

雑記です。可愛いキャラクターが好きです。

ラングドシャの中身を舐めていた向井くん

 安心してください。向井くんは仮名です。なぜ向井くんにしたのかというと、向井理を30発殴った後、膝を入れたような顔をしていたからです。安心してください。この例えに本人は納得していました。いいのか、向井くん。

 私が、学童に入っていた頃の話。その学童では、オーストラリアよろしくオヤツタイムがありました。10時と15時の少し前になると、皆ワクワクソワソワして遊びの手が非常にゆっくりしたものになっていました。低年齢の子なんか、飛び跳ねたり、床で死にかけの虫みたいに寝転んで興奮を抑えようとしたりして目が楽しかったです。私はオヤツタイムの前のが好きでした。しかし、このオヤツタイム欠点があります。

 それは、午前と午後のオヤツが同じだということです。一つのオヤツを愛する純愛っ子もいれば、一つじゃ満足できない欲張りさんもいて先生たちは大変そうでした。勿論、前日のオヤツをとっておいて次の日に食べる策略家もいましたが、本来は禁止されている行為。度胸がないと出来ません。そのため、垂れまくってる文句を避けながら、先生は対応し、純愛っ子は黙々と食べる。割と、動物園みたいになっていました。

 ある日、私が床に落ちてる虫に擬態した人間、つまりちびっ子を見つけしゃがみ足の裏をレゴブロックで突きまくっていると、先生たちがオヤツを配り始めました。午前のオヤツが始まったのです。私と足裏を痺れさせた虫は席につき、いただきますをしました。

 その日のオヤツはラングドシャでした。ラングドシャ好きな私は午後も食べられることに大興奮。ほどよい甘さのラングドシャを味わいました。虫ボーイは個包装を破くのに手間取ってて可愛かった。

 先にオヤツを食べ終え、ふと耳をすますとたくさんの文句が聞こえてきました。あぁ、またか。という感じに頬杖をついていると、違和感を覚えました。普段の文句にしては、静かなのです。よく文句を言っていた高学年女子の溜まる席を振り向き、私は目にしました。

 向井くんがラングドシャの中身をペロペロしている光景を。聞こえてきていたのは文句ではなく、向井くんへの不快感を示す、いわばドン引きです。先生も慌てて、向井くんを注意しましたが向井くんは引き下がらず「オレオだってこう食べるじゃん!」と逆ギレ。

 策略家が出るとお思いでしょうが、出ません。その後も向井くんは午後のラングドシャもベロンベロンしていました。

 頭を捻って、当時を思い出したんですけど、やっぱりオチはなかったです。無化くんがラングドシャを下から上へベロンベロンしていた記憶しかありません。

 一つ言えることは、ご飯はマナーを守って食べようということです。